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May 25, 2005

その後のウスバシロチョウ

usuba3先日オキナワルリチラシ幼虫観察の折に、ウスバシロチョウのその後の様子が知りたくて、ムラサキケマンが生える発生地へ寄った。ムラサキケマンの花期はほぼ終わっていて、種ができていた。もうウスバシロチョウの姿は無いと思い、帰りかけた時、翅をばたつかせながら地面を這うように歩くウスバシロチョウ1頭が目に入った。鱗粉がはげ、よれよれになったメス成虫だった。どうやら産卵をしているらしく、枯草につかまり尾端をくっつけ、しばらくすると別の枯草へふらふらしながら移動するといった行動を何回も繰り返していた。ウスバシロチョウは一度にたくさんの卵を産下せず、産卵する枯草や枯枝を選びながら少しづつ産付するので、産卵にはとてつもない労力を要する。メス成虫のすれた翅が何よりもそのことをよく物語っている。シャーウッド・アンダーソンの云う「醜くも美しい姿」とはこのことだろうか。
この日同じ鳳来町でも、もう少し高標高の別の産地ではまだメス成虫が飛翔する姿が見られた。

写真は産卵行動を取るウスバシロチョウ♀  5月21日愛知県鳳来町で撮影

おまけ:昆虫とは関係ないが、若い頃読んだシャーウッド・アンダーソンの短編では、"Adventure" が好きだ。

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