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May 14, 2005

ヒオドシチョウ

hiodoshi5hiodoshi4hiodoshipupa3昆虫採集を始めたばかりの頃、ヒオドシチョウは「山地性のチョウ」だと私は思いこんでいた。事実、ヒオドシチョウは低山から亜高山帯まで見られるチョウである。そのヒオドシチョウが市街地にも発生していることを自分の目で確かめたのは、比較的最近のことである。ヒオドシチョウの幼虫や蛹をわざわざ定光寺や瑞浪まで見に行った自分が今更ながら微笑ましい。ヒオドシチョウは成虫態で越冬する。3月下旬頃ヒオドシチョウは活動を再開、母蝶は早春に産卵する。ヒオドシチョウの幼虫はニレ科とヤナギ科植物各種を摂食する。

私は2002年4月1日、自宅近くのエノキの新梢に産卵するヒオドシチョウとテングチョウを目撃した。その年の5月6日、ヒオドシチョウの終令幼虫が蛹化のためにエノキを降下するのを確認した。今年は寒いせいか、遅くまで平地で終令幼虫が見られる。昨日も本種終令幼虫が食樹を離れ、蛹化場所を求め移動しているところを観察している。 ヒオドシチョウの幼虫は突起を持ち、派手な色彩しているわりに隠れ上手だ。エノキの葉を食し、自らの食痕を巧みに利用して身を隠す。頭隠して・・・・ であるが。

追記(2005年5月17日)
今日同じ場所でヒオドシチョウの蛹を撮影した。ヒオドシチョウは食樹のエノキ以外に付近の生垣やフェンスで蛹化していた。面白かったのは、マサキの枯葉のすぐ側で垂蛹になっていた例。枯葉そっくりで、うまいカモフラージュだ。

写真:エノキの葉に隠れるヒオドシチョウ終令幼虫 2005年5月14日 名古屋市で撮影
    マサキの枯葉近くのヒオドシチョウ蛹      2005年5月17日 名古屋市で撮影(追加)    

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