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June 11, 2005

雨の日に見た蛾

kinokawa今朝から小雨。それでも私はデジカメを持って雨の中を飛び出した。雨に濡れて木々の緑色が鮮やかだ。数メートル歩くか歩かないうちに、ソメイヨシノの樹幹に灰緑色の蛾が止まっていることに気づいた。丁度私の目の高さの位置にBlenina senex (Butler, 1878)キノカワガがいた。この蛾はその和名のごとく木の皮そっくりで、隠蔽擬態の代表格として知られる。写真の個体は♂でやや白っぽいが、もっと緑茶色が濃くて苔そっくりの色彩の個体もいる。キノカワガは成虫で越冬するので、冬季にも見ることがある。幼虫の食草としてはカキノキ、マメガキ、トキワガキ(以上 カキノキ科)、シンジュ(ニガキ科)、サクラ(バラ科)が記録されている(宮田彬, 1983 『蛾類生態便覧』 昭和堂印刷出版)。自宅周辺にはシンジュが多く、幼虫はシンジュを摂食している。

写真:キノカワガ 2005年6月11日 名古屋市で撮影

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