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June 09, 2005

ヒメジオンで吸蜜するキタテハ

kitateha2昨日裏の堤防を散歩中、茶色のタテハチョウがヒメジオンの花に止まっているのを見つけた。遠目にはツマグロヒョウモン♂のように見えたが、近寄ってよく見るとキタテハであった。キタテハは成虫で越冬し、冬季や春先にも見られるが、私が見たのは新鮮な個体で、明らかに今年羽化した新成虫だった。昔は自宅付近でよく見かけるタテハチョウだったが、最近はめっきり少なくなってきている。食草のカナムグラは堤防に普通に生えているし、採集圧も考えられないので、個体数減少の理由はどうもよくわからない。

不思議なもので、キタテハが少なくなると、最近はツマグロヒョウモンよりもキタテハが飛んでいるところを見る方が嬉しくなる。希少性への憧れは人間の根源的欲求であろう。稀少価値は、かってカール・マルクスの商品価値論でも論議を呼んだ。希少性の追及にはそれだけの時間と労力を要すると考えれば、広い意味での「労働価値説」とそれほど相矛盾するわけではないと思う。

写真:キタテハ  2005年6月8日 名古屋市で撮影

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