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July 09, 2005

雨の合間のキチョウ

kicho今日は雨が降ったり止んだりである。少し小降りになったのを見計らい、裏の河川敷へ出てみた。川風が心地よく感じられる。昆虫達は体に直接雨水がかからないように下草の間や葉裏に上手に身を隠しているから、雨の日は見つけにくい。それでも何か見つかるかもしれないと思って歩いていると、キチョウがひらひらと飛んで来て、足元のシロツメクサの花に止まった。晴天の日なら近寄っただけで逃げられるところだが、雨天のおかげで動きが鈍い。警戒して口吻を伸ばし吸蜜することはしなかったが、じっとしていてくれたので、キチョウの姿をカメラに収めることができた。

普通種だが、繊細で可憐なチョウだ。小川未明の童話『月夜と眼鏡』は、傷を負ったキチョウが髪の長い美少女に変身し、親切なおばあさんのもとを訪れる月夜の晩のお話である。キチョウはこの幻想的な物語に似つかわしいチョウである。幼虫の食餌植物はネムノキやハギ類などのマメ科植物。名古屋市郊外の里山ではネムノキで幼虫が見つかるが、自宅周辺ではネムノキが少ないこともあってか、メドハギを主要な食餌植物にしている。

2005年7月9日 Eurema hecabe hecabe (Linnaeus, 1758)キチョウ 名古屋市で撮影

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