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August 14, 2005

ナンキンキノカワガ幼虫

nankinナンキンハゼは中国原産のトウダイグサ科の落葉樹で、街路樹や公園樹として植栽されている。自宅周辺にも多数見られ、晩秋には鮮やかな紅葉が目を楽しませてくれる。ナンキンハゼを摂食する蛾類幼虫としては、ヒロヘリアオイラガ(イラガ科)、ナカアオフトメイガ(メイガ科)、ヨモギエダシャク(シャクガ科)、シンジュサン(ヤママユガ科)、アメリカシロヒトリ(ヒトリガ科)、シロシタヨトウ、ヨトウガ(以上ヤガ科)、ナンキンキノカワガ(コブガ科)などがある。今朝ナンキンハゼの木を見上げていると、枝にハラビロカマキリ幼虫が止まっている。何を狙っているのかと枝先に視線を移すと、葉上にナンキンキノカワガの幼虫の姿があった。体長5mmほどの若令、10mmほどの中令、そして20mm近い亜終令と思しき幼虫だった。

Gadirtha impingens Walker, [1858] ナンキンキノカワガは当地では年2-3回の発生。成虫は4-5月、6月、9-10月に見られる。本種蛹は揺すったり、触って脅かすと、腹部稼動部を回転させて、ビュンビュンというかなり大きな摩擦音を立てる。蛹の尾端部の鑢状部と繭内に幼虫刺毛で作られた数条の隆起と擦り合わせて発音するとのことである。老熟するとナンキンハゼの樹幹の割れ目に繭を造営する。成虫越冬と言われるが、11月下旬や12月にも幼虫や前蛹を見るので、一部は蛹越冬ではないかと推測する。

写真:ナンキンキノカワガ若令幼虫 2005年8月14日 名古屋市で撮影

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