« コヨツメアオシャク | Main | アオドウガネ »

August 07, 2005

アメリカシロヒトリ2化幼虫の発生

shinju7月末から今月にかけて市内を車で走っていると、葉の一部が葉脈だけで透け透け状態になったり、葉が茶色に変色したり、枝だけで丸坊主になった街路樹をよく見かける。アメリカシロヒトリ2化幼虫の仕業である。アメリカフウ、プラタナス、ソメイヨシノ、アメリカヤマボウシ、シンジュは市内のあちこちに植栽されている街路樹だが、若令期はこれらの木の高いところの枝先が集団営巣により被害を受け、中令以降になると分散するため低い所にも被害が拡大する。さらに終令期になると、ぞろぞろと他の食樹にも移動するので、被害はさらに大きくなる。アマリカシロヒトリ幼虫はドクガやイラガのような毒腺や毒棘は無いようだ。成虫も尾端に毒針毛が付着していることは無い。

yamaboshi街路樹で大発生する理由としては次のようなことが考えられる。1)周りに街灯があるので走光性のあるアメリカシロヒトリ成虫が街灯に集まり、♀は近くの街路樹で産卵する、2)至近距離にまとまった数の食樹が立ち並んでいるため、幼虫の食餌が豊富である 3)定期的に街路樹の枝払いが行われるため葉が柔らかく、幼虫の生育に適している、4)幼虫が多数成育して蛹化すれば、多数の次世代成虫が羽化する・・・・この循環を断ち切るのは至難の業である。

写真:シンジュ(上)とアメリカヤマボウシ(下)を食害するアメリカシロヒトリ幼虫
    2005年8月7日 名古屋市で撮影

アメリカシロヒトリの幼虫
   

|

« コヨツメアオシャク | Main | アオドウガネ »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference アメリカシロヒトリ2化幼虫の発生:

» プラタナスの葉が変色 [KAZHOME'Skun]
今日は国道6号線と東京都内の言問通りを自動車で走る機会があった。 国道6号線の環 [Read More]

Tracked on September 04, 2005 06:27 PM

« コヨツメアオシャク | Main | アオドウガネ »