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September 22, 2005

コマツナギ

komatsunagi昨日ぼんやりしていて撮影したばかりの昆虫画像の大部分を削除してしまい、昆虫ネタが無くなってしまった。そこで、今日は雨ということもあるし、植物の話題をひとつ。私の散歩コースは裏の河川敷で、早足で歩くと15分もあれば往復できるような狭い観察地である。その中で最も好きな場所は、コマツナギが群生する約40㎡ほどの一画である。Indigofera pseudo-tinctoria Matsumura コマツナギはマメ科植物で、馬をつなげるほど丈夫な茎を持つことから「駒繁ぎ」と呼ばれるとのことである。裏の河川敷では6月下旬ごろから開花したが、7月下旬の除草作業できれいに刈り取られ、2ヶ月ほど経過してようやく花が咲くところまで伸びてきたところである。

コマツナギは近年減少しているミヤマシジミの食餌植物として知られる。残念ながら愛知県にはコマツナギはあっても、ミヤマシジミがいたという記録は無い。東海4県でもミヤマシジミが生息するのは岐阜県と静岡県だけである。愛知県・長野県県境をドライブすると、県境を越えて平谷村に入ったとたん、ミヤマシジミの姿が目につくのだ。チョウには県境も国境も無いはずなのに、本当に不思議である。河川敷の一画でコマツナギの花を見るたびに、かって見たミヤマシジミの飛ぶ姿が思い浮かぶ。実際には目の前を飛ぶのはミヤマシジミならぬツバメシジミである。ツバメシジミはマメ科植物を食餌植物とし、これからの時期幼虫はコマツナギの花にも寄生する。アリがまた幼虫の在り処を教えてくれる。

写真:コマツナギ 2005年9月20日 名古屋市で撮影

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