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September 09, 2005

毒針毛で護身するチャドクガ

chadokugaチャドクガは年2化のドクガで、自宅周辺では毎年5-6月頃と8-9月に幼虫を見かける。群生するので、発生するとツバキやサザンカを丸坊主にして時に枯死させることもある。数日前散歩中に葉がほとんど無いサザンカを見つけた。昨日調べてみると、二本のサザンカに大量のチャドクガ亜終令幼虫が群生していた。人目につかない場所のため、大発生が放置されたのだろう。本種幼虫は腹部第1-2節の黒色瘤起に毒針毛を含み、誤って幼虫に触れると皮膚炎を起こすことが多い。老熟すると、発生木や周辺の木の根際で幼虫刺毛を綴って造繭し、繭内部には毒針毛を付着させる。♀成虫は羽化時に尾端を回転させ尾端房毛に毒針毛を付着して脱出する。産卵時には毒針毛の混じった尾端房毛で卵塊を覆い卵を保護する。♀成虫は灯火に飛来して毒針毛をばらまくので、屋内でも皮膚炎を起こしたりする。

写真:チャドクガ亜終令幼虫 2005年9月8日 名古屋市で撮影

文献:加納六郎・篠永哲(1997)『日本の有害節足動物 生態と環境変化に伴う変遷』東海大学出版会

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