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October 20, 2005

チャオビヨトウの羽化

chaobilkanamugurachaobiyo9月28日に裏の河川敷でチャオビヨトウの幼虫(中令から終令)を多数見つけた。幼虫はカナムグラ(クワ科)の葉裏に寄生し、葉に穴のような食痕を残す。一見アツバ類の幼虫のように見えるが、アツバの幼虫ほどピョンピョン跳ねたりしない。数頭採集して室内飼育したところ、10月1日から蛹化し始めた。蛹化はカナムグラの葉を綴った内や飼育ケースの底に敷いてあったティッシューペーパーの間で行なわれた。野外では蛹越冬らしいが、気温が高かったせいか、10月17日より続々と羽化が始まっている。寄生蜂やヤドリバエは今のところ出ていない。ちなみに野外では10月中旬まで本種幼虫を見ている。

本種幼虫の飼育については、「晶子の庭は虫づくし」が参考になる。講談社の日本産蛾類生態図鑑にも幼虫は図示されているが、残念ながらこの本は現在入手しにくい。バブル期に保管料の嵩む在庫を抱えたくなかった講談社が残部の大半を裁断してしまったからだ。その当時は、また印刷すればよいという腹づもりだったのだろうが、以後再販の見通しは全く立っていない。今となってみると、惜しいことをしたものだ。

写真:Niphonyx segregata (Butler, 1878) チャオビヨトウ終令幼虫 2005年10月1日 名古屋市で撮影
    カナムグラに残された食痕                         同上
    飼育羽化したチャオビヨトウ成虫                  2005年10月20日

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