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October 31, 2005

センダンの実

sendan今日は青空が拡がり、爽やかな一日だった。例のごとく裏の河川敷へ下りてみると、センダンの枝先に付いた多数の実がいつの間にか黄色に熟しかけていた。センダンの木には夏の間クマゼミが寄り、高い声で鳴いていた。クマゼミが9月中旬に姿を消した後、カンタンの鳴き声が樹上から聞こえてきたが、今はすっかり静まりかえっている。センダンの真っ直ぐな枝ぶりと黄褐色の実を見ると、気持ちが伸びやかになる。もっとも、実は有毒らしく、センダンの実を啄ばむ鳥を見たことが無い。

yomogiedaこの時期センダンの木に寄る虫の姿はもう無いと思っていたのだが、枝上にシャクガの幼虫が3頭いた。センダンを寄主植物にする蛾には、センダンヒメハマキ、センダンコハモグリ、フトスジエダシャクなどが知られている。残念ながら今日見た幼虫は多食性のヨモギエダシャク幼虫らしい。センダンヒメハマキは前翅長10mmほどの小型の蛾だが、実物は図鑑で見るよりもはるかに美しい色彩模様の蛾だ。センダンコハモグリは前翅長5mmぐらいのミクロだが、これも実物は非常に繊細で美しい。ミクロの多くは実に優美でデザイン性に優れた自然の造形物だと思う。

写真: 2005年10月31日 名古屋市で撮影
Melia azedarach L. var. subtripinnata Miq. センダン
Ascotis selenaria cretacea (Butler, 1879) ヨモギエダシャク幼虫 

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Comments

お返事ありがとうございます。
ドウガネが活動していると言うことはひょっとしてまだ繁殖行動をするのかなと心配になってしまったものですから。
しかしこの手の幼虫は見つけたらすぐ隔離しないとすぐに土にもぐって発見不能に。作業は出来るだけコンクリなどのもぐっていけそうも無いところでしています。

Posted by: ちたば | November 02, 2005 09:18 PM

ちたばさん、おはようございます。
アオドウガネの産卵期はもう終わっています。捨てた幼虫の大半は鳥に食べられたと思いますが、生き残り個体や別個体が移動してチューリップの球根を食害することはありえますね。

Posted by: Phasmid | November 02, 2005 05:23 AM

こんにちは。
先日、鉢の土を入れ替えてチューリップの球根を植えました。
そのときに、でるわでるわひと鉢から8匹の幼虫。俗にいう根きり虫。これがアジサイの葉を食害したドウガネの子孫かもと思うと憎たらしく、つぶして小鳥の餌台にでもと思ったのですが、思い直して前の空き地に追放しました。
もう、産卵期は終わったのでしょうか?チューリップの球根は新たに発生した根きり虫にやられないかなと心配です。

Posted by: ちたば | November 01, 2005 09:38 PM

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