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November 20, 2005

アカボシゴマダラの飼育羽化

akaboshia11月13日に藤沢市内で採集した(というか厳密にはT.Yさんが教えてくれ、私が採集した)アカボシゴマダラの蛹から昨夜成虫が羽化した。近似種ゴマダラチョウより一回り大きく、後翅に赤紋があるので区別できる。腹部が太いことや翅が丸みを帯びていることから♀成虫と思われる。今年の湘南では昨年よりもアカボシゴマダラが多いようである。移入昆虫の常として移入当初は寄生性天敵もいないことから、生存率が高いと考えられるが、一方で継続的に放チョウがなされていることも増加現象に関与しているのではないかと危惧している。

ゴマダラチョウとアカボシゴマダラは「棲み分け」して共存しているという楽観意見もある。その理由は1)出現期が微妙にずれる、2)ゴマダラチョウは高木を、アカボシゴマダラは幼木を利用するし、食餌を奪い合うことは無い、というものだ。鱗翅学会藤沢大会でもそうした意見が述べられていた。しかし、名古屋ではゴマダラチョウの幼虫は高木に劣らず幼木も利用している。出現期も幼虫越冬する鱗翅類に共通する現象でかなり幅がある。もし、アカボシゴマダラが湘南に定着すれば、必ずゴマダラチョウまたはテングチョウの減少は将来避けられないと思う。

飼育羽化したアカボシゴマダラ  2005年11月20日名古屋市で撮影

アカボシゴマダラの幼虫と蛹

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Comments

Phasimidさん。こんばんは。
アカボシゴマダラ羽化したのですね。私もキアゲハの幼虫を連れてきて何度か羽化させました。羽化の様子をビデオで撮影しようと構えていまし。ほんの一瞬目を放した隙に蛹から羽化してしまい、決定的瞬間を逃してしまった事があります。しかし羽化して翅を広げて、乾くまでは撮影出来ました。チョウの羽化は何で見ても神秘的で良いですね。

こちらでは毎日雪が降るようになりました。根雪になるまでの今頃が一番寒く感じられます。本格的は冬はこれからなのですが、春が待ち遠しいです。

Posted by: ブトボソ | November 20, 2005 08:23 PM

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