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November 14, 2005

晩秋の木曽駒高原と野麦峠

tokuonji11月4-5日、木曽路と野麦峠方面へ家族で旅行に出かけた。両日とも晴天に恵まれ、紅葉の秋を満喫することができた。一日目はゆっくりめに出発したので、木曽駒高原には午後2時ごろ到着した。ホテルへ荷物を預けた後、すぐに木曽町宮ノ越にある木曽義仲の菩提寺徳音寺へ寄る。白壁の塀が重厚で風情のある寺院だった。平日ということもあってか拝観者は私達だけ。境内には木曽五本が植えられていて、キイロスズメバチの巣が2個造られていた。木曽義仲が眠るにふさわしいところで静かな時間が流れていた。

karamatsuこの後、薮原から木祖村へ入り、境峠を越えて奈川へ向かう。境峠付近からは黄変したシラカンバやカラマツが多く見られた。この辺りは10数年前には毎週のように蛾採集に来た場所であるが、夜間走ったこともあって周りの景色をじっくり見たことはなかった。今回この時期にドライブし、その自然環境の素晴らしさを再認識した。手打ちの新そばを食べようと午後3時40分に奈川木曽路原の蕎麦処へ立ち寄ったところ、店じまいだった。既に日は傾きかけていたが、野麦峠(1672M)へ向かう。お助け小屋に着いたときは午後4時20分。セーターに厚手のブレザー姿だったが、とても寒かった。店は片付け中だったが、頼んでコーヒーを出してもらう。熱いコーヒー一杯でこれほど身も心も温まるとは思わなかった。お助け小屋は宿泊もできるはずだが、宿泊客はいないのか、店の人は午後5時に帰ると言っていた。急いで峠を下る道すがら、まっすぎ聳え立つカラマツ林は美しかった。先月行った大河原峠のカラマツも見事だったが、野麦峠のカラマツ林はもっと雄大であった。宿泊先の木曽駒高原ホテルへ着いた頃には周りは真っ暗になっていた。

kenmonmidori夕食後、ホテルの敷地内の灯下めぐりをすると、かなりの個体数の蛾が飛来していた。一番多かったのがケンモンミドリキリガ、次いでアカフヤガ、アオバハガタヨトウ(以上ヤガ科)が多かった。後はネグロウスベニナミシャク、カバエダシャク、ツマキナカジロナミシャク(以上シャクガ科)、ハガタクチバ、フクラスズメ(ヤガ科)。クスサンの♂もいた。クシヒゲシャチホコやフユシャクが飛来すると期待していたのだが、すっかり当てがはずれてしまった。

ontake二日目の朝、冠雪した御嶽山が部屋からよく見えた。午前10時ごろホテルを出発し、まず新開スキー場の方へ行く。右手に僅かに冠雪した木曽駒ケ岳、左手に木曽御嶽山を望む絶景。スキーシーズン前なので、辺りはひっそりとしている。キチョウやテングチョウが飛んでいる。その後19号線へ出て奈良井方面へ向かう。塩尻市木曽平沢の木曽くらしの工芸館へ立ち寄り、喫茶「ユーライフ」で漆の実を煎った漆コーヒーを飲む。ドーナッツも大変美味しかった。

uranami贄川まで行って福島関所跡を見てから、Uターンし鳥居峠トンネルを出たところで右折して味噌川ダム(奥木曽湖)へ向かう。右側は広葉樹が多い山で、左側の谷間には木祖村の村落が見える。味噌川ダムは木曽川の源流を堰き止め作られたダムである。味噌川とは「未だ木曽にならず」という意味だそうな。蛾採集に奈川へ通っていた当時、深夜木祖村を通ると、工事現場(標高約1000M)からの強烈なライトが闇に浮かび上がり非常に不気味だった。ダムが完成した現在、木曽川源流ふれあい館という味噌川ダムを紹介する立派な施設がダムの側にある。アカタテハ、モンキチョウ、キチョウ、ウラナミシジミが飛んでいた。他に観光施設は無いが、景色は素晴らしい。木祖村へ下りるドライブコースから見える木曽駒ケ岳の眺望もなかなかのものだった。前日行った境峠を再度越え、奈川木曽路原の蕎麦処で新蕎麦を食べ、ゆっくりと帰途についた。

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