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November 14, 2005

アカボシゴマダラの幼虫と蛹

akaboshi3akaboshi4akaboship11月12-13日、日本大学藤沢キャンパスで開催された第52回鱗翅学会大会に参加した。2日とも晴天で、藤沢市ではキチョウ、ベニシジミ、ムラサキツバメ、クロコノマチョウなどが飛んでいた。今回の大会参加で私が関心を寄せていたのは移入種アカボシゴマダラであった。鱗翅学会の一般講演にも移入種アカボシゴマダラの分布拡大に関する報告があり、シンポジウムでも最も質問が集中した話題の一つでもある。本種が鎌倉市で発見されて以来7年が経過するが、アカボシゴマダラの分布は毎年じわじわと範囲を広げているようである。これまで文献や講演、ネット上で様々な本種に関する情報を入手しているが、自分自身でアカボシゴマダラの幼虫や蛹を見つけたことがなかった。ぜひとも幼虫や蛹を探したいと思っていたところ、幸いにも頼もしい虫屋の友人であるT.YさんやO.Yさんの御力を借り、なんとか幼虫10頭と蛹1頭を入手することができた。採集数は決して多く無いが、生息環境や越冬のしかたなどを垣間見たようで大変興味深かった。と同時にエノキを食餌植物にするゴマダラチョウやテングチョウ、アカタテハなどとの競合や、今後どのような寄生性天敵がアカボシゴマダラを利用するようになるのかなど未知数の要素も多く、悩ましい問題であることを改めて痛感した。

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Comments

アカボシゴマダラの終令幼虫、前蛹、蛹化直後の蛹に付いている1~2mmの黒いハチを見つけた。寄生蜂と思うがこのハチにまとわり付かれた蛹から成虫が羽化した。しかし触角が根元から曲がり、前翅の前縁翅脈が根元近くから折れている奇形であった。翅はほぼ完全に伸びているが遠くには飛べなかった。
現在(10月31日)もこのハチに取り付かれた蛹が2つあるのでちゃんと羽化するのかどうか見守っている。

Posted by: オーレ | November 01, 2014 01:48 AM

ブトボソさん、おはようございます。
昨夜アカボシゴマダラの蛹から成虫が羽化しました。湘南は大変温暖な土地で、花や果実の栽培が盛んなのもうなずけます。北上化の進んでいるムラサキツバメも名古屋よりもずっと多く飛んでいました。北海道は寒いけれど、それだけに暖房設備が完備されていて、一歩室内に入ると暖かですね。私の祖父母も北海道から岐阜県の高山市に昭和初期に転勤した時、北海道はストーブが完備していたけれど、高山では火鉢や囲炉裏で道内よりも寒かったと幼い頃よく聞かされましたよ。

Posted by: Phasmid | November 20, 2005 09:42 AM

アカボシゴマダラってきれいなチョウですね。webによると奄美諸島や台湾に分布となっていましたが、さすがに北海道に分布を広げる事はなさそうですね。先日やっと初雪は降りました。見られる昆虫は小さなハエの仲間のみです。初雪前まではキイロスズメバチやケブカスズメバチもいたのですが、ぱったりとその姿を消してしまいました。いよいよ長い冬の到来です。アカボシゴマダラの今後も気になりますね。

Posted by: ブトボソ | November 15, 2005 04:44 AM

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