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December 04, 2005

12月のアメリカシロヒトリ幼虫

amehito120505amefu今日は朝から小雨が降り、寒々しい日だ。こんな日には虫も隠れて出てこないので、紅葉を撮影しようと思いたち、アメリカフウの並木のあるところへ行ってみた。アメリカフウはこの秋にアメリカシロヒトリ幼虫の食害を受け、枯れ枝が目立つ。いざ撮影となると紅葉の写真にふさわしい枝ぶりの良い木は意外に少ない。あの木もだめ、この木もいまひとつ、と被写体を決めかねているうちに、目の前の葉に新しい透かし状の食痕があることに気付いた。

葉をめくると、10mmほどの黒い幼虫が多数ついている。よく見ると木全体に同様の食痕があり、葉は枯死寸前の大発生であった。幼虫はアメリカシロヒトリである。この時期に中令幼虫がいるということは11月に羽化した個体群がいたということだろう。アメリカシロヒトリのような侵入昆虫は侵入し始めの頃は生態的位置が確立していないので、化性が一定でない。恐らく3化目の遅い成虫から産まれた幼虫なのだろう。アメリカフウが落葉しても、半常緑のツツジなどもすぐ側にあるので、これを摂食して年内に蛹化にこぎつけることだろう。

アメリカシロヒトリ幼虫と食害を受けたアメリカフウ 2005年12月4日 名古屋市で撮影

秋のアメリカシロヒトリ幼虫

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Comments

ちたばさん、こんばんは。

今日は寒い一日でしたね。アメリカシロヒトリ幼虫が発生しているアメリカフウの側も通りましたが、幼虫は寒さにめげずに生きていましたね。一部の幼虫は樹下の植え込みの間に降りて寒さを凌いでいました。どの程度耐寒性があるのかわかりませんが、観察を続けてみます。

Posted by: Phasmid | December 06, 2005 12:48 AM

Phasmidさん、こんにちは。
昨日、今日と寒いです。
私は寒いのが苦手で、こんな日は何もする気がおきないほどですが、アメリカシロヒトリの幼虫は平気なのでしょうか。こんな寒いのは想定の範囲外かも。がんばれ幼虫!

Posted by: ちたば | December 05, 2005 08:12 PM

Phasmidさん。こんにちは。このアメリカシロヒトリは秋に羽化した3化目から生まれた幼虫なのですね。そういうのを発見するのって何だか嬉しいです。
私は最近バラの枝に生み付けられていたオビカレハの卵塊を見て感激しました。あれは芸術作品ですね。昆虫ってはやり凄いと思います。

Posted by: ブトボソ | December 05, 2005 06:17 PM

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