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December 07, 2005

クロヒカゲの飼育羽化

kurohikage102805飼育中のクロヒカゲが羽化していた。今年10月23日に定光寺で幼虫採集し、3-4回ササの葉を入れ替えたぐらいで文字通りの放任飼育だった。自然下では幼虫越冬なので、適度の湿気さえ与えておけば少々のカビなら大丈夫と、部屋の隅に飼育容器を放置し、すっかり忘れていた。昨夜遅く、ふと思い出して容器を見ると、枯れたササの横に黒いチョウのシルエットが浮かびあがった。恐らく羽化してから数日経過しているのだろう。いつの間に蛹化していたのだろう。食餌は劣化し、カビだらけの容器に放置される劣悪な飼育条件下で、よくぞ無事羽化したものである。枯れササまで食べさせられたせいか、通常よりも一回り小さい個体であった。クロヒカゲは毎年秋になると、自宅周辺でも見られるチョウである。さすが普通種だけあって、幼虫も逞しい。成虫写真は冷凍庫に数分入ってもらい仮死状態にして撮影したものである。数枚撮ったら動き出したので、撮影はおしまいになった。kurohikage120705


クロヒカゲ幼虫 ( 愛知県瀬戸市定光町産 ) 2005年10月28日 撮影
飼育羽化したクロヒカゲ             2005年12月 7日 撮影  

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Comments

おやまあさん、コメントありがとうございます。

私もクロヒカゲの幼虫を数回飼育したことがありますが、前翅裏面に白色部が出た個体は初めて見ました。また、このような個体は幼虫採集地の定光寺でも見たことがありません。飼育温度を計測しなかったので、積算温度はわかりませんが、南向きの部屋に飼育ケースを置いたので、室温はかなり高かったと思います。高めの温度と短日条件下での飼育によって斑紋異常が生じたのか、それとも飼育条件との関連性は無く、もともと遺伝的な異常型だったのかはわかりませんね。飼育下では野外で見られない型が出現することがよくあります。野外では生育過程で淘汰される出現頻度の低い異常型が、飼育下での保護管理によって出現したとも考えられます。


Posted by: Phasmid | December 24, 2005 07:42 AM

phasmidさん こんにちは

藤沢でお目にかかったO.Y.です。以前から時々覗いていますが、面白い記事や写真、興味深く拝見しています。蝶しか対象にしていない私には、広い間口で観察される方は凄いと感嘆しています。
クロヒカゲですが、寒冷期に成虫になると前翅裏面が白くなるのでしょうか?昨年、私も飼ってみましたが、後翅裏面の眼状紋の外輪が紫色になった程度で、写真の様に後翅裏面の眼状紋が消失し、白くなった固体ではありませんでした。

Posted by: おやまあ | December 23, 2005 10:16 AM

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