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January 11, 2006

越年したアメリカシロヒトリ幼虫

amehito011106昨年12月下旬、アメリカシロヒトリの幼虫が食餌植物であるアメリカフウの落葉後もツツジの生垣に移動し越冬していることを報告した。あれから名古屋では二度に渡る積雪を伴う寒気が襲い、年明けにツツジの生垣を見て廻った時にはアメリカシロヒトリの幼虫は見当たらなかった。しかし、見当たらないからといって「いない」とは断言できない。ある昆虫が「いる」という証明は比較的簡単だが、「いない」という証明は非常に困難である。そこで、しばらく様子を見ることにした。

ここ3日間ほど好天気が続いたので、今日ツツジの生垣を訪れたところ、葉を摂食するアメリカシロヒトリの幼虫を見つけることができた。どうやら寒い時には落葉の間に入って身を潜め、暖かい日に葉上に上って葉を摂食するらしい。幼虫の白くて長い刺毛はツツジの葉にひっかかっている鳥の羽毛そっくりだった。本種の環境への適応力は今更ながら驚くばかりである。

写真:ツツジで越年するアメリカシロヒトリ幼虫 2006年1月11日 名古屋市で撮影

アメリカシロヒトリの耐寒レース(続)
アメリカシロヒトリ幼虫の耐寒レース

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Comments

ちたばさん、こんにちは。今日(1月16日)見に行ったら、日当たりの良い場所にある生育の良いツツジの生垣で、アメリカシロヒトリの幼虫達は元気にしていましたよ。1月中旬まで生きるアメリカシロヒトリ幼虫がいるとは私も全く意外でした。

Posted by: Phasmid | January 16, 2006 04:30 PM

ブトボソさん、こんにちは。風邪を引いたり、忙しかったりですっかりお返事が遅くなり、ごめんなさい。幼虫越冬するヒトリガ科やドクガ科の仲間の幼虫はいずれも見事な毛並みを持っていること、ミヤマシロチョウやエゾシロチョウも成虫の美しさからはとても考えられないような密毛で覆われていることを考え併せると、幼虫の長毛は体温が奪われるのを防ぐ一定の効果を持っているのでしょうね。

Posted by: Phasmid | January 16, 2006 04:25 PM

Phasmidさん、こんにちは。
わたしもアメリカシロヒトリを応援しています。
先日の雪もさることながら、最低気温-3.7℃の日があったので、凍っちゃったと思っていました。
あともう少しで立春。がんばれ!

Posted by: ちたば | January 11, 2006 10:24 PM

Phasmidさん、こんにちは。
アメリカシロヒトリちゃんと雪にも負けずに越冬しているのですね。感激です!!体に毛がたくさん生えている幼虫とそうでない幼虫では体温維持に差が出る事ってあるのでしょうか?

Posted by: ブトボソ | January 11, 2006 04:53 PM

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