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January 07, 2006

ナンキンキノカワガの護身術

nankin010706anankin今朝起きると、あたりはうっすらと雪化粧をしていた。昼頃になると陽が照りだしたので、近くの雑木林へ行ってみた。しかし、クロスジフユエダシャクのメス成虫が2頭いたぐらいで、「新顔」の姿は無かった。やむなく、自宅へ戻って裏の木々を見てまわった。先日ウスバフユシャクの居たアラカシの木も見たが、今日は何も止まっていなかった。半ばあきらめ気分でソメイヨシノの樹幹に目をやると、樹皮の一部が灰茶色に盛り上がっている。おやっと思って目を凝らすが、何も見えない。気のせいだったかと通り過ぎようとすると、連れが大声で「あっ、動いている。蛾だよ」と叫ぶ。まさかと思いながら、もう一度見ると、それは樹幹にしっかりとしがみつくナンキンキノカワガであった。前脚と胸部腹面はふさふさとした極上の長毛で覆われていた。キノカワガの隠蔽色も実に見事であるが、ナンキンキノカワガの幹そっくりの斑紋と色彩そして保温性の高い毛並みはキノカワガに勝るとも劣らぬ護身術といえよう。kinokawaga122505
写真:
ナンキンキノカワガが止まるソメイヨシノ、同種♀ (2006年1月7日名古屋市で撮影)
アベマキ樹幹のキノカワガ (2005年12月25日名古屋市で撮影)
   

ナンキンキノカワガの飼育羽化
ナンキンキノカワガ幼虫

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» ナンキンキノカワガ [なかもず四季絵日記]
 一昨日の昼休み、農場へ行ったときにミカンの木に止まっているガを見つけた。Phasmidさんが先日キノカワガについて書かれていたので、同じ仲間ではないかと思って尋ねてみたら、正解だった。これはナンキンキノカワガ。この写真では翅を開いているが、閉じていると木の皮そっくりである。ナンキンとは幼虫がナンキンハゼを食することに由来しているらしく、中国の南京に分布しているのかどうかは、私は知らない。翅には個体変異が多いらしく、この個体は、目玉模様を持っていることが同定を紛らわしくさせた。キャンパスにはナンキン... [Read More]

Tracked on February 12, 2006 02:01 AM

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