« 樹皮そっくりトビモンオオエダシャク | Main | ルリシジミ »

March 15, 2006

冬の終わり

tengu031106ruritateha031106昨日は氷点下1℃にまで冷え込み、小雪が舞う寒い一日だった。3月11日が4月中旬なみのポカポカ天気で、テングチョウ、ルリタテハ、キタキチョウも飛んでいた。春の蛾の初物も得られた。それを思うと、僅か数日のうちに一挙に真冬に逆戻りの観がある。こんな寒い日にはチョウは無理としてもフユシャクはいるはずだと思い、昼頃いつもの雑木林へ行ってみた。風は肌を刺すように冷たく、林内は暗く、心細いことこの上なかった。しかし、比較的風が当たらない斜面の下側を歩いてみると、クヌギの樹幹にInurois tenuis Butler, 1879 ホソウスバフユシャクと見られるメス成虫が止まっていた。すぐ横のコナラにもいた。本種のメスはクロテンフユシャクのメスに似ているが、体長が小さいようである。気温が低いのに大変敏捷で、手で触れようとすると素早く逃げる。体は小さいが動きは機敏である。本種は中島(1998)によれば、出現期が安定しているらしく、平地では2月中旬から3月上旬に出現するという。まさに「冬の終わり」を告げるにふさわしいフユシャクである。
hosousuba031106bhosousubaf031106

写真:名古屋市で撮影
    テングチョウ、ルリタテハ  (3月11日)
     ホソウスバフユシャク ♂(3月11日) ♀(3月14日)

|

« 樹皮そっくりトビモンオオエダシャク | Main | ルリシジミ »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 冬の終わり:

« 樹皮そっくりトビモンオオエダシャク | Main | ルリシジミ »