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April 25, 2006

矢作川めぐり

Nishihirose先週末、愛知県の矢作川河畔林の昆虫調査の下見のために調査メンバーと一緒に矢作川に沿ってドライブした。矢作川の豊田市西広瀬から旭地区までの約30kmを走るうちに私はしだいに憂鬱な気分になってきた。矢作川周辺にはギフチョウの産地も点在し、昆虫相もかなり豊かな場所が幾箇所もある。しかし、肝心の調査対象地点は河畔林に限定されるために、駐車スペースがあって河原へ下りられる地点は自ずから限定される。ハンノキやヤナギなどの典型的河畔林がまとまって見られる地点は昆虫相も面白いが、残念ながら下へ下りられない。竹林を形成しているような場所も中へ入りにくい。このような限定された場所で昆虫調査をするのは初めてで、正直なところ困りきってしまった。同行のメンバーも全く同じ思いだったようだ。

Yomogiところで、この日の昆虫のお土産はほとんど無い。出発したのが午後3時半過ぎだったこともあったし、良い昆虫採集地は全て通り抜け、およそ昆虫が居そうも無いような地点にしか止まらなかったからである。この日見た蛾はピンボケ写真の蛾のみである。西広瀬で皆と一緒に調査説明を聞いている最中に、私は目の前のササに止まるトリバ科の大きめの蛾を見つけてカメラを向けた。すると、今回の調査の取りまとめ役であるMさんが、「あれっ、何を撮っているの?」と聞く。「うん、蛾を撮ってるの」と答えた瞬間、「あっ、ヨモギトリバだあ!毒瓶、毒瓶!」と、大声をあげる。振動で蛾が逃げるのを必死に追って毒瓶の中に入れてしまったのである。ピント合せする前に獲物をひっさらわれてしまった。これだから、私は他の蛾屋さんと一緒に採集するのは嫌なのだ。プンプン。

写真: 豊田市西広瀬 矢作川河畔
     Hellinsia lienigianus (Zeller, 1852) ヨモギトリバ 2006年4月22日


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Comments

ブトボソさん、コメントありがとうございます。野鳥はすごく敏感ですから、ちょっとした人の気配ですぐ飛び立ってしまいますね。鈍感な私はうまく野鳥観察が出来た試しがありません。蛾の幼虫やナナフシが好きなのも、動きがゆっくりで、のんびりしているからです。昆虫観察は一人行動が一番ですが、もし一緒に行くとしたら、たとえば幼虫屋なら、蝶屋やハエ屋、ハナアブ屋との相性がいいですね。甲虫屋はやたらスイ-ピングするんで、これまた一緒にはやれません。

Posted by: Phasmid | April 25, 2006 10:43 PM

こんにちは。
ありますね。こういう事って・・・・・。野鳥を見ていても私は双眼鏡でじっくりと特徴を捉えたいと思いじっと動く事なく見ています。余り見かけない鳥の場合は特にそうですね。しかし写真を撮りたい人は思いっきり駆け足で近寄ってしまいます。結果は・・・・・一瞬のうちに鳥は飛び去りその後見る事が出来なくなる・・・・。私は一人行動が一番好きです。ミノウスバは元気ですか?

Posted by: ブトボソ | April 25, 2006 04:55 AM

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