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June 08, 2006

アサマキシタバ幼虫

Photo新緑の季節は越冬キリガやフユシャク、早春の蛾類の幼虫が一斉に出現する時期。フィールドはまさに幼虫天国である。ところが、この時期に私は3週間以上も体調を崩してしまった。最初は軽い風邪とあなどっていたが、これが思いのほか長引いてしまったのだ。とはいえ、根っからの虫屋である私はフィールドに足を運ぶことだけは怠り無く、幼虫を採集し、室内で飼育した。皮肉なもので、体調が万全で無い時に限って、蛾が飼育容器で続々と羽化する。ところが、ブログを更新する元気が無く、一ヶ月分の写真を溜め込んでしまった。とりあえず手当たりしだい採集した幼虫の写真をアップしようと思う。

アサマキシタバは平地性のカトカラで、かっては普通に見られた種であった。幼虫はブナ科植物各種を摂食するが、最近は個体数が減少している。5月7日名古屋市北部の雑木林のコナラの葉上で2頭の幼虫を採集。カトカラの幼虫はいずれもピョンピョン跳ねるため、自然下での撮影は断念。写真は室内で撮影したものである。幼虫は飼育容器の蓋に張った不燃紙を折リ合せてボート状にし、その内に粗い白い繭を造って蛹化した。成虫は5月17日に羽化した。下翅の黄色が鮮やかな美しい個体だったが、これまたバタバタと飛ぶために写真撮影はできなかった。

写真:Catocala streckeri Staudinger, 1888 アサマキシタバ 幼虫 2006年5月7日撮影

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Comments

兵庫県南部のヒメヒカゲはほぼ例年通り発生しているようですが、低山地のゼフは遅れているようです。能勢では6/12でも各種ゼフは出始めで、例年より1週間遅れています。近郊のチョウも少し山に入ると遅れており、個体数も少ないと感じています。豊作だったのは、木津川のギンイチモンジセセリで、GW後に発生が遅れましたが、沢山いました。
5月末のハチ高原は、10日ほど遅れていると感じました。広島のヒョウモンモドキも昨年より、1週間発生が遅れています。

Posted by: おやまあ | June 15, 2006 10:04 AM

おやまあさん、コメントありがとうございます。梅雨の合間にフィールドへ出た感じでは、今年は平地性の鱗翅類の出現が少し遅れているような気がいたします。種によって違いますが、5日から1週間遅れているような印象を受けました。御地ではいかがですか?

Posted by: Phasmid | June 15, 2006 08:43 AM

随分長い間更新が無かったので、少し心配していましたが、お元気になられたようでよかったです。
今年の気象も変な感じで、5月になっても朝夕の冷え込みが厳しかったり、気温が乱高下したり、虫たちの季節感も随分狂っていますが、人間様にも影響はありますね。
昨日入梅したらしいので、Zeph&Melitaeaの季節到来、春の飼育シーズンもほぼ終息したので、梅雨の晴れ間でネットを持ってフィールドに出たいですね。

Posted by: おやまあ | June 09, 2006 01:12 PM

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