街角のギフチョウ
今年はいつまでも青々とした葉が繁っているように見えたが、いつの間にか木々が赤や黄色に染まり、落葉が舞う季節になっていた。今朝、色とりどりの落葉を踏みながら職場への道を急いでいた。S運輸会社の前まで来た時、トラックヤードに設置されたフェンスが目に留まった。敷地内にあった社宅の取り壊し工事用らしい。かなり年季ものの社宅だったので、さすがに建替えか、と思って通りすぎようとすると、フェンスに止まる黄色と黒色のだんだら模様の大きなチョウの姿が私の目に飛び込んできたのだ。
フェンスのギフチョウはグリーンの小さなバケツを手に持ってレンゲの花で蜜集めしている。大胆にデフォルメされているが、愛嬌のある顔をしている。鮮度の方は相当古びた擦れ個体だが、これもなかなか味がある。工事用フェンスの絵がギフチョウとは、創業者がトラック1台から事業を始め、以来ずっと岐阜県に本拠を置くS運輸らしい。思いがけず「ギフチョウ」に出会えて、すっかり足取りが軽くなってしまった。
















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