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July 10, 2007

タケウチエダシャク幼虫危うし

飼育中のタケウチエダシャク幼虫の様子がどうもおかしい。新鮮なヤマモモの葉を与えても、少ししか食べない。そういえば、糞も心なしか乾燥気味。なにしろ、湿気やカビに極めて弱い幼虫である。中山・竹束(1993)では、袋掛け飼育で終令幼虫に至っている。清水・竹束(げんせい 74:43-45, 1999)では、容器内飼育の幼虫が、約4ヶ月で体長60mmの段階で死亡。袋掛け飼育品だけが羽化に成功している。4ヶ月も育てて死なれたのでは目も当てられない。

Takeuchi2というわけで、容器内飼育の死亡率は高い。にもかかわらず、容器内飼育を継続したのは、袋掛けでは正確な脱皮回数を観察することがむつかしいためだ。毎日、飼育容器を開け、うちわで扇いで風を通してやったり、容器の底に敷いたキッチンペーパーを取り替えたり・・・自分としては小まめに世話をしたつもりだったが、その甲斐も無く幼虫はグッタリして元気が無い。食草に寄らずに、キッチンパーパーにしがみついて静止している。卵を送って下さったSさんの顔が浮かぶ。このまま死なせては、Sさんが勤務する南アルプスの見える博物館へも気軽に遊びに行けなくなるかもしれない。生来楽天的な私もさすがに心配になってきている。

写真:タケウチエダシャク幼虫

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