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December 19, 2010

今年初のシロオビフユシャク

今日は12月とは思えないほど暖かく風の無い日だった。こんな日にはフユシャクがいるかもしれないと思い、仕事が終わるとすぐに平和公園へ行った。既に日が傾きかけていたので、くだんのサクラの古木の許へ・・・ 樹幹を見上げるが、蛾の姿は見当たらない。「絶好の日なのに、どうして居ないのだろう?」と、不思議に思っていると、樹幹の窪みに枯葉のようなものが引っ掛かっている。よく見ると、枯葉そっくりだが、それは紛れも無く蛾であった。Oraesia excavata (Butler, 1878) アカエグリバ である。すぐ側には幼虫の食草であるアオツヅラフジがあり、まだ緑色の葉を残していた。恐らく付近で羽化した個体であろう。

Photo

一つ成果があったので喜んでいると、今度はサクラの根元近くに小さな三角形のシルエットが目に入った。近寄ると、Alsophila japonensis (Warren, 1894) シロオビフユシャクのようだ。今年は未だシロオビフユシャクを見ていなかったので、とても嬉しい。羽化したての個体らしく、暗緑色に見える。デジカメで撮影しようとすると、背景の苔や樹皮にピントが合ってしまい、肝心の蛾の方がボケてしまう。シロオビフユシャクは、カメラが騙されるほど背景色に同化しているということだろう。採集した個体を家で調べたところ、前翅は灰色で、野外で見えたはずの暗緑色は失われていた。野外の光の下、見る角度により前翅の色彩が暗緑色や灰色などに変化する構造色なのだろうか。

Photo_2

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Comments

シロオビフユシャクの雄は毎年,暮れから観察しておりました。
翅を重ねて止まるのが特徴のようです。
でも,雌は今年になるまで見つけられませんでした。
木の柵に小柄なクモが止まっているのかなと思いながら近づくと
何と黒い横縞模様のあるシロオビフユシャクの雌でした。

Posted by: itotonbosan | January 08, 2014 09:31 PM

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