January 30, 2006

ハラビロカマキリの卵鞘

harabirob112000harabiroハラビロカマキリは自宅周辺ではオオカマキリ、チョウセンカマキリに次いでよく見かけるカマキリである。樹上性といわれるが、人家の生垣や塀、河川敷の草地、道端でも見られる。緑色型がよく見られるが、褐色型も出現する。前脚基節には通常3個の黄色のイボ状突起があるのが特徴だが、突起の数が少ないこともある。卵鞘は長さ22-23mm、幅12-13mmほどだが、個体差も大きい。樹木の樹幹や生垣の枝、塀、壁などに産付される。年一年の発生で、自宅周辺では成虫は8月から12月まで見られる。写真の卵鞘はユキヤナギの枝に産付されたものである。

写真:Hierodula patellifera Serville ハラビロカマキリ♀(2000年11月20日 瀬戸市で撮影)
    同種卵鞘 (2006年1月28日 名古屋市で撮影)

| | Comments (2) | TrackBack (1)

January 28, 2006

コカマキリの卵鞘(続)

kokamakiri012806bkokamakiri012806先日トイレで見つけたコカマキリの卵鞘について書いたが、その卵鞘は古いものだった。今日はコカマキリの新しい卵鞘を探したいと思いながら雑木林を散策していると、ヤマザクラの古い切り株が目に入った。何気なく剥がれかけた樹皮をめくってみると、昨秋産下されたと思われるコカマキリの卵鞘が腐食してコルク状に柔らかくなった材部に付着していた。長さは26mm、高さ6mmほどの大きさであった。来春黒いアリそっくりの1令幼虫が卵鞘から続々と孵化するところが観察できそうである。

コカマキリの卵鞘 2006年1月28日 名古屋市で撮影

コカマキリの卵鞘

| | Comments (2) | TrackBack (0)

January 24, 2006

コカマキリの卵鞘

kokamakirikokamakiri082805自宅周辺の生垣や草むらには4種のカマキリが生息している。オオカマキリ、チョウセンカマキリ、コカマキリ、ハラビロカマキリである。このうちオオカマキリ、チョウセンカマキリ、ハラビロカマキリの卵鞘は植物の茎、樹幹、枝や葉に産付されることが多いので、冬になり葉が枯れると人目につきやすい。ところが、コカマキリの卵鞘は石の下や倒木の裏、樹木の根際に産付されるので簡単には見つからない。しかし、コカマキリの走光性に着目して灯火下や夜間照明のあるトイレを廻ると、コカマキリの卵鞘を比較的容易に見つけることができる。写真のコカマキリの卵鞘は残念ながら新しいものではないが、公園のトイレの柱に産付されていたものである。コカマキリの成虫写真は昨年撮影したものだが、成虫の体色は褐色のものから淡茶色まで変異がある。稀に緑色型も見られ、同じ場所でかなりの個体数が得られるようだ。コカマキリの飛翔速度はゆっくりで、その姿は優雅ですらある。

コカマキリの卵鞘 2006年1月23日 名古屋市で撮影
コカマキリ♂成虫 2005年8月28日  同上

| | Comments (2) | TrackBack (0)

January 03, 2006

チョウセンカマキリの卵鞘

chosenchosen102005今日は小雨が降ったかと思えば、陽が照る不安定な天候だった。今日から出勤で、虫の観察は無理だと思っていたが、帰りがけに職場近くの枯れ枝でチョウセンカマキリの卵鞘を見つけた。名古屋市ではチョウセンカマキリはオオカマキリと同じほど普通に見られるカマキリだが、成虫の形態は大変よく似ていて、背面からの写真では両種の区別はつきにくい。チョウセンカマキリは前脚基節基部の斑紋の色彩が鮮やかな橙色をしており、後翅前縁部と中央部に暗褐色の短いスジを持つ。オオカマキリの前脚基節基部の斑紋の色彩は淡黄色で、後翅基部に紫色斑を持つ。前脚基節基部の色斑は、古びた個体ではわかりにくいこともある。実際に採集し、後翅を広げて紫色斑の有無を確認するのが最も確実である。幼虫の識別も1令幼虫では困難である。しかし、卵鞘の形態は明確に異なるため、両種の識別に役立つ。なお、羽化期は当地ではチョウセンカマキリの方がオオカマキリよりも若干早いようだ。
ookama091101

イタドリに産付されたチョウセンカマキリの卵鞘 2006年 1月 3日 名古屋市で撮影 
交尾中のチョウセンカマキリ            2005年10月20日  同上
威嚇ポーズを取るオオカマキリ           2001年9月11日  愛知県瀬戸市で撮影

| | Comments (0) | TrackBack (0)

February 16, 2005

できそこないのオオカマキリ卵嚢

ookama冬枯れのシーズンには、オオカマキリの卵嚢が目に入りやすい。植栽のツツジ、アベリア、ユキヤナギなどの低木の枝のあちこちで、オオカマキリの卵嚢が見つかる。その中に、形の崩れた卵嚢があった。オオカマキリのメスは、複数の卵嚢を造るが、成虫後期になるほど卵嚢は小さく、形もつぶれ、被覆膜も薄くなるようだ。こんな変形卵嚢でも、孵化するようだが、孵化幼虫数は当然のことながら少ない。

| | Comments (0) | TrackBack (0)