August 02, 2005

セミ3題

aburakuma8月に入って、自宅周辺で聞こえるセミの鳴き声が少し変わってきた。7月中はクマゼミの鳴き声が響き渡り、アブラゼミの鳴き声はクマゼミの大きな鳴き声に負けていた。ところがセミの抜け殻を調べて見ると、アブラゼミの抜け殻の方がクマゼミよりもずっと多い。にもかかわらず、クマゼミの鳴き声ばかりが耳に入ったのは、クマゼミの鳴き方が甲高く、クマゼミ1頭で優にアブラゼミ2頭分の大声を出すからである。

当地ではクマゼミはアブラゼミよりも早く出現する。ここ数日寿命を終えたクマゼミの死骸が地面に落ちているのを見かける。一方、アブラゼミの方は8月になっても羽化しており、個体数を増しつつある。ようやくアブラゼミの鳴き声がクマゼミの鳴き声を制するようになった観がある。不思議なもので、連日クマゼミの「クワッ、クワッ」という派手な合唱を聞かせられると、「ジュージュー」というアブラゼミの鳴き声が無性に懐かしく感じられる。この時期自宅周辺ではアブラゼミやクマゼミよりも個体数は少ないが、ニイニイゼミも生息する。ニイニイゼミは翅の模様に個体変異があるとが知られている。写真の個体は斑紋の色が淡い個体である。自宅周辺でこんなに淡い色のニイニゼミを見たのは初めてである。

ninizemi


写真:アブラゼミ、クマゼミ、ニイニイゼミ 2005年8月1日名古屋市で撮影

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July 09, 2005

アブラゼミ初見

abura羽化したばかりのセミが見たくて今朝は早起きした。いつもの観察コースを周ってみたが、クマゼミとアブラゼミの新しい抜殻は見つかっても、肝心の成虫の姿は見当たらない。成虫が見つからないのは、まだ発生数が少ないせいなのかな?と思いながら歩いていると、小学校のコンクリート塀の下の方に羽化したばかりのアブラゼミを見つけた。アブラゼミは塀の背景色にすっかり溶け込んで目立たない。そのおかげで、目ざといスズメやムクドリの目を逃れたのだろうか。
Graptopsaltria nigrofuscata(MOTSCHULSKY, 1866) アブラゼミは自宅周辺では7月から9月にかけて最もよく見られるセミだ。アブラゼミの鳴声は7月5日午前中に今年初めて聞いたが、クマゼミの鳴声は今しがた(7月9日午前7時34分)に初めて聞いた。いよいよ夏の暑さも本番に入りそうである。

写真;アブラゼミ 2005年7月9日 名古屋市で撮影

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December 14, 2004

台湾賞蝉図鑑

semi2semi台湾の友人が本を送ってくれた。台湾のセミの図鑑で、出たばかりらしい。日本にも保育社から「検索入門ーセミ・バッタ」という便利な図鑑があるが、台湾の図鑑は写真が大きく、大変見やすい。印刷もきれい。翅が黒色で、腹部と足が赤いセミ Scieroptera formosana Schmitdや、翅が黒く背中に赤い斑紋があり、腹部が赤いHuechys sanguinea(De Geer)などの写真も大きいので、見栄えがする。著者は陳振祥という人で、カメラマンのようだ。CDも付いていて、鳴き声が聞けるようになっている。まだ聞いていないが、冬にセミの声が聞けるなんて嬉しい。出版社は、大樹文化事業股分有限公司

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